今日は(2012年5月21日)関東地方から南九州にかけて金環日食が見られるというので、朝から日本中が大騒ぎですね。
私も金環日食のデジカメ撮影に挑戦しようと思い、太陽観察グラズを準備し、本日にそなえました。
そして今日、朝7時前
試し撮りの部分日食の写真です。
準備OK!
ところが本番だというのに・・
ありゃ・・雲に覆われてしまいました。
残念・・(涙)
ところで、この金環日食。
なんと源平の戦いの時にも起こったそうです。
寿永2年(1183)閏10月1日、都落ちして屋島に拠点をおいていた平家と、それを追討する源義仲軍との間で行われた「水島の戦い」の時のことでした。
源平衰勢記によると戦いの最中に「闇夜の如く」になったそうです。
もちろん「闇夜」とは誇張がありますが、95%ほど欠けた金環日食が起こったのは確かなようです。
祈祷や陰陽師がはびこる平安時代の事、この不吉な兆候に源氏は浮き足立ち、結局、京の都まで敗走するハメになったといいます。
一方平氏は、この金環日食が起こることを知っていたそうです。
やはり長く朝廷や公家の近くにいたので、天体の知識もあったのですね。
だから「闇夜」にひるむ事なく、有利に戦いを展開し、勝利をおさめたという訳です。
この勝利により、平家は一時的に勢いを挽回し、福原まで勢力を盛り返したのですが、結局一の谷の戦いで敗退し、壇ノ浦へと落ちていくことになります。
そんな歴史に思いを馳せながら金環日食を見ると、またひと味違った面白さがあります。
時代は変わっても、天体ショーは繰り返されて行くのですね。
by merry
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